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マンホールチルドレン [テレビ]

■BS20周年ベスト 「マンホールチルドレン」「マンホールで大人になった」
ソ連崩壊から経済自由化と揺れ動いたモンゴル。
貧富の格差が広がった結果、犠牲者となったのが、マンホールチルドレンだ。
家庭内での虐待や生活難で家を出た少年少女が、冬のウランバートルで生きていけるのはマンホールの中だけ。
その悲惨な状況を追った最初の作品と彼らの6年後を追った続編、2本の番組を振り返る。
番組HP: http://www.nhk.or.jp/archives/bsbest/
http://www.nhk.or.jp/archives/bsbest/lineup/program02.html
マンホール番組.JPG
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「マンホールチルドレン」 

全く、何のことだか分からなかった。
番組を見る前に、上記のホームページから、「マンホールチルドレン」 を知った。
視聴した。[TV]

厳寒の地であるモンゴルでは、夜になると氷点下40度にもなるという。
モンゴルの首都ウランバートルでは、暖房のため、地下に、お湯のパイプが配管されているという。
地上と地下とは、マンホールを通じてのみ出入りが出来る。
家を失い、行き場を失った人々にとっては、マンホールの中が生きるための家になる。
家族で暮らす人々がいる。
そこで産まれる命がある。

1992年。モンゴル人民共和国は、モンゴル国へと改称。憲法を制定し、社会主義を完全に放棄した。
ところが急激な資本主義の導入で、一気に貧富の差が拡大。
遊牧民としてゲルで暮らしていた多くの人々は、たちまち生活苦に陥る。
お金を稼ぐため、口減らしのため、都会(ウランバートル)に移動する子どもたち。
さらには、困窮する生活で荒れた生活になり酒に逃避する大人たちもいる。
大人も子どもも今を生きることで精一杯。家族の絆が壊れていく。
そして、虐待の挙句に家を追い出される子どもたち。家族から逃げ出す子どもたち。
一人では生きられない子どもたちは、集団となり寄り添うことで我が身を守ろうとしていた。
熾烈なマンホールの奪い合い。ゴミの山からの食料や売れるものを探しては飢えをしのぐ日々。
文字も読めない。環境が整わないから教育も受けられない。仕事もない。
ただ、寄り添って、互いの温もりで絆や信頼関係を築くしか術を知らない子どもたちがいる。
そうして、大人になる子どもたち。新しい命。

親戚と共にマンホールで暮らす人々。マンホールで大人になる子どもたち。
マンホールで出産。育てられる命もあれば、置き去りにされ、捨てられ途絶える命もある。
貧困が生活を貧しくさせ、生きることで精一杯だから、心さえも蝕んでいくようだ。
そうして、人らしく絆を大切にして生きるという希望さえも蝕んでいく。
さらには、温もりを求める相手を変えても、問題は何も解決することはない。
事態は、より深刻になるなるだけかも知れない。
映像は、心が蝕まれないための抵抗の過程の記録と希望・絶望を見い出す過程の記録だった。

オユナとボルトとダシャ。この3人の記録映像が番組を構成していた。
撮影スタッフと3人の関わり。地域や家族との関わり。
さらには、それらを通じて、とんでもなく豊かな異国である日本人がどう関わったのか。
それらは、映像からは見ることが出来ません。
見えないことにこそ真実が隠されているかも知れません。
その辺りも知りたいと思いました。
(中国との関わりが気になります)

人を繋ぐ最小の単位は家族です。
家族が集まれば地域や地方、国家が出来ます。
家族がその絆を深められない環境におかれるとすれば、国家としての絆を深めることは困難でしょう。
干渉ではなく、国家は家族や国民のことを考える責務を負うはずです。
国家は、国民に対する干渉ではない援助を考えねばなりません。
外国は、干渉ではない必要な援助が何なのかを考えねばなりません。
それは、目先の援助だけでなく、将来を見据えてものでなければならないはずです。
それは、教育であり、生活環境を整えることです。
衛生状態を良くすることです。
貧しい国民を置き去りにした国家の発展は、幻想です。
保護だけでなく、モノだけでなく、絆や信頼を築くことをせねばならないでしょう。
伝統的なゲルを家とした遊牧民の生活が何故壊れつつあるのか。
それをこそ、考えねばならないと思います。
伝統や文化、家族の絆や信頼関係がお金やモノに負けるような国家を作ってはいけないと思う。
人類の智恵を、どこの国の人々も文化や伝統を成形することに活かしたいものです。
自分のことだけを大切に思うのでない、人としての徳義を養う教育と環境が必要なのだと思う。
そのために、モンゴル国が、自給率を高めるなどの国民の将来を見据えた政治をされることを願っています。

そのための援助を日本もすることが、国としての徳義なのだと思う。
けっして、可哀そうな国の可哀そうな子どもたちの話ですませてはならないと思う。


(おまけの感想)
日本も… 
今後は、自給率を高める政治をせねば、今の豊かさも霧散させてしまう気がしてなりません。
子どもたちから、夢をみることや、希望を失わせるような政治をしてはならないと思いました。



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コメント 2

yukikaze

自給率を高める政策に期待したいものです。農業政策の転換が必要だと思います。
by yukikaze (2010-02-07 21:08) 

ウリジナレン

ボルトを応援したいです。どうすれば連絡できるか?
by ウリジナレン (2019-02-09 23:09) 

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