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式年遷宮 ~常若の心~ [日本の将来考]

昨日は、旅行社主催の特別イベントに参加して来ました。
式年遷宮にちなんだ無料のイベント、2時間の講座でした。
途中ウトウトもしたのですが… 
なかなか感慨深い、有意義な講座でした。(#^.^#)

まず、伊勢神宮とは、神宮125社という神宮ファミリーの総称だそうです。
様々な神をまつる。八百万の神、ですね。

遷宮とは、社殿の修繕や造営のため、御神体を遷すこと。
神様のお引越しを祭事として執り行うことで、遷座ともいうそうです。

20年ごとに新しいものに変わる(遷宮:御神体を遷す)ことで、
いつまでも若々しさを保つ(常若)という意味合いもあるそうです。

20年ごとに節目を迎える遷宮。
若い方ほど新しい(遷宮後の)宮に目がいきがちで、
歳を経た方ほど、古い宮の方に目がいくようになるとか。
それは、未来(これから)に目を向けがちな若い方と、
過去(今まで)に目を向けがちな年配者とも言えるかも知れません。

社殿や神宝を新しくすることで、20年を振り返り、次の20年を考える機会とする。
檜の素木社殿の耐久年限や技術の伝承も大きな理由ですが、
東西の御敷地を20年ごとに遷る。繰り返すことによる永遠の形。
常に若々しく瑞々しい。それが、神道の考え、「常若(とこわか)」 だということでした。

年間1500回を数えるお祭り。
日々では、朝(9時)、夕(15時)のお祭り。
神嘗祭(かんなめさい。10月17日、五穀豊穣の感謝祭)、初穂を天照大御神に奉納する儀式。
(大規模な神嘗祭が神宮の式年遷宮にあたる)
新嘗祭(にいなめさい。11月23日、収穫祭)、五穀の新穀を神とともに食す儀式。
稲は外国から渡ったとも言われますが、
神話(日本書紀、古事記)では、天照大御神から高天原で育てた稲穂と3種の神器が渡されています。
(天壌無窮の神勅)

稲(穂)って、日本人にとって大切なものですよね。(昔は貨幣の役割をしていた)
神棚に供えるのは、(供えるのは酒とか色々あるけど日々は) 米と塩です。
「御塩田」で塩をつくり、「神宮神田」では米を、「御宮御園」は畑です。
宮域林で、木も育てています。
日本は自給自足できる国だったんですよね。

木を切る際には、「今から一本寝かすぞぉ」と言うそうです。
切る前には、「山の木を一本いただきます」と山の神様に感謝するそうです。
(人の手で切るため樹齢300年の木なら1時間かかるそうです)
で、切った(寝かせた)後、切り株の上に、先っぽの木を刺すとか。(鳥総立て)
http://weeds.way-nifty.com/eiti_/2006/01/post_dc97.html

なんだか、儀式って面倒臭いものと思ってましたが、
歳を重ねて、なるほどなぁと感慨深く思えるようになって来ました。

様々な儀式があって、式年遷宮が行われる。
http://www.isejingu.or.jp/shikinensengu/62kai-index.html

20年に一度だから、関われる小工(こだくみ)さんは多い人でも3回だそうです。

小工(こだくみ)さん:社殿や、御宮に関係する木造の物を造る宮大工さんのこと
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/285d07b2b518e296e2c...

その小工さんの心得というものがあるそうです。
それは、技術や知識を尊ぶことではなく、

「神を崇めずして御造営を口にすべからく」 

だとか。
神様のお住まいに関するものを作る者は、神様を崇めることが第一。
当然といえば当然なのですが、技術や知識かなと思いがちなので大切なことだと思いました。

日本人の心が常若の心にあり、
やはり、(宗派を超えて)自然におわします神々を尊ぶ心が大切なんだろうなと思ったしだい。

講師は、千草清美氏。
「お白石」の話(河原の石が「お白石」になること)も感動しました。

良い講座でした。(●^o^●)

ご参考に。
「日本のこころ」 常若 (とこわか)
http://www.youtube.com/watch?v=9lNwDLMeZgY
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元気

式年遷宮の中核「遷御の儀」の様子を動画で見る 広報本部が11/3まで公開
http://b.hatena.ne.jp/articles/201310/16466


講座で伺った話から2点、追加で書き残しておこうと思います。

雨の話。
神様がお移りする前の新しい社殿が報道陣に公開されたとき、雨が降っていたそうです。
(講師の先生は)堪らず、茅葺屋根の下で雨宿りをしたそうです。
けれど、不思議なことに降っているはずの天井に雨の音がしない。
それは、茅葺の屋根が雨を吸い取っているからだったそうです。
(雨が降っていたおかげで、このことが分かったとおっしゃってました)

たくさんの雨を吸い取った茅葺の屋根は、翌朝、日が昇ると水蒸気となるそうです。
いっせいに、朝もやになって天に昇っていくそうです。
天から降った雨が天に還っていく。循環です。
神道や神様の話を大学生にしてもなかなか興味を持たれないそうですが、
この循環。神宮の周りの木々や畑、田、塩田の話は、流行りのエコとして興味を持たれるとか。
エコの観点から知っていただくことも大切だとおっしゃってました。

もう一点。
社殿は、お移りいただく前ということで神様がいらっしゃらないときに、
外観のみ公開されたそうなのですが、眩いくらい光輝いていたそうです。
光り輝くというと金?
と、俗な人間は考えると思うのですが… 檜だそうです。
檜が光り輝く。
これは、鏡面仕上げといって、カンナで鏡のように仕上げるのだそうです。
匠の技ですね。まったく凸凹のない美しい仕上がりなのだそうです。

太陽の光に反射して黄金に光り輝く社殿。
その様子は、一般には公開されませんので見ることが出来ないのですが…
見えなくても在る。誰に誇るのでもなく在る。
凄いなぁと思いました。

目に見えるものだけを信じる(目に見えないものは信じない)現代人にこそ、
必要な概念であるような気がしました。^^

by 元気 (2013-11-01 17:32) 

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